美国ユースホステル

はじめて美国ユースホステルに泊まった時、旅先からでしたので、予約ハガキでなく電話連絡して行きました。

その頃、美国ユースホステルの電話番号は美国局の110番でした。
えぇ~110番?? こんな番号にホントにかけていいのとおっかなびっくり・・・
すると「火災(かさい)です・・・」?!?  思わず受話器を放り投げてしまいます・・

放り投げると言うのは大げさな嘘ですが、電話の向こうは間違いなく「かさい」さんです。
何のことはなく、電話番号はたまたま順番でそうなっただけだし、お名前が葛西さん。
旅館兼業YHで旅館名も「かさい」でした。 というお話。 チャンチャン
 
写真右は現在の「かさい旅館」

ちなみにホステリングガイドに出ている、当時の電話番号は「 0135208※ 110 」 です。

「※印はダイヤル市外直通ではありません。100番又は106番を通して申し込んでください。」となっていました。
ダイヤル回すと自動的に「美国YH」に接読されるのでなく、100番又は106番を回すと交換手さんが出て「美国局の110番」なんですけど~、と
伝えると(東京からだと)え・美国?どちらにありますかと言われ北海道の0135208局ですと言わなくては通じない世界でした。
しばらくすると「相手さんお話し中です」と言われ切られてしまうこともありました。
そんな時はしばらく経って、気を取り直し最初からやり直しです。
今度はつながったようです・・・電話料金は交換手さんが接続して「お話しください」と言った時点から計算されます
だから一番上に書いたダイヤル回して「ドキドキ」なんてちょっと大げさと言えば、そうなんですけどね。 失礼しました。
ダイヤルを回して(押して:今の人はダイヤルを回すという動作を知らないみたい)つながるのは「ダイヤル式即時通話」と
呼ばれ全国の電話が全てこの方式になったのは1979年(昭和54年)3月からだったのです。

こんな電話の仕組み「わかるかなぁ~! わかんねぇだろうなぁ~!」 今の人にはこんなギャグも知らないだろうな~
ホスバスに乗った人は電話の仕組みもギャグも両方ともわかりますよね。

美国?どこにありますか?と聞かれるのも無理はないかも・と思うのですが、最近JR新宿駅での話。
窓口で「磐田」までくださいと言った時(天変地異が・・・)、「磐田」どこにある駅ですか?と聞かれてしまいました。
磐田・・静岡県磐田市、ジュビロ磐田のある磐田です。
紙を渡され漢字で書いて下さいとまで。 え~JRの社員だろう、東海道本線の駅ぐらいちゃんと知っておけよと言いたい気持ちでした。

ところで、かさい旅館に泊まると、かなり良い食事だったらしい。
まぁ旅館としてやってるわけですから・・・、それも積丹ですし。
ユースでもそれなりだったのか??  全く記憶無し・・

前日泊まった、積丹かもいYHで一緒になった二人組と一緒に小樽へ向かいました。
でも途中美国から余市へ向かう道のトンネル内で「がっしゃーん」、まあ軽い事故ではありましたがトンネルの側壁にキスしちゃいました。
別の日にその道を通った時、そのトンネルの入り口に「ワッカケトンネル」の名前とともに「トンネル内急カーブ・事故多し」と書いてありました。
 左の写真はイメージ
明るい夏の日差しのもと、トンネルに入った途端の右急カーブ、目が慣れる前に急カーブですからそりゃあ事故多しですよね。
今はその道は廃道になって通れません。 良かった。
当時、事故の多いトンネルとして「ワッカケトンネル」は、地元では有名だったとか。 やはりそうかぁ!

この廃道になってしまった道路は「国道229号線」の一部なのです。
国道229号線は小樽市から積丹半島をぐるっと回り、日本海側を江差町までの307kmをつないでいます。
この道路のトンネルは76本あるとされて、日本一トンネルの多い国道と言われています。
そして日本一自然災害の多い国道でもあります。
逆に以前はこまいトンネルがいっぱいあったと思いますので、76本以上あったのでしょう。
トンネルだけでなく、日本一自然災害の多い国道でもあります。

このへんの事は別記事「国道229号線」に改めます、見てください。

 【1971(S46)年9月開業】

その頃はこんな歌が・・・

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