北回り12回 第8日目 7月28日(金)


もう行程の半分以上来ちゃいましたね~ みんな(私を含め)口には出さないけど、心の中で残り日数を指折り数え始めます。
山田温泉YHを出た後、途中再度然別湖に寄ります。
少し時間があったのでボートに乗りました。
然別湖湖口を過ぎると左手にガレ場が見えてきます。 ここが「鳴きうさぎ」の生息地です。
バスを止め。エンジンも止めて静寂としみんなで探します。  ウサギといっても握りこぶし程度で耳が大きいわけでもありません。
見える?見える? ・ ・ ・ でも「ピッ、ピィーイ」と声は聞こえますが姿は見えません、誰か見たかなぁ?
ちょっと長い動画ですが、かわいらしさを感じてください。 今だったら「鳴きウサギ」が見れたら幸せになれるんですよ~、なんて言う人いるかもね~

バスは扇ヶ原展望台に止まります。 十勝の大平原が一望できる場所です。
お昼は帯広です。 帯広では、帯広YHか帯広ヤングセンターだったか、はっきりと覚えていません。
帯広ヤングセンターは北海道YH協会が独自に契約したYHです。一般には公開させていませんでした。
駅のスタンプがあるので、たぶん駅近の帯広YHで食事したのですね。 ヤングセンターはちと遠い。

十勝平野の中をえりも岬に向かいます。
道中、何もありません。
牧場と農地ばかりです。
いまでは中札内付近には六花亭の「六花の森」とか「花畑牧場」とか見どころはいっぱいあります。
道の駅中札内の「から揚げ」もおいしいです・・・って話の方向がずれている。
ホステリングの頃のお土産定番と言えば、六花亭の「ホワイトチョコレート」や洞爺湖の「わかさイモ」などありましたね。
両方とも今でも頑張っています。
その後出た六花亭の「マルセイバターサンド」や札幌の石屋製菓の「北の恋人」も息の長い商品です。
職場へ買うお土産だったら数の入った「北の恋人」が、自分用ならばやっぱり「マルセイ」でしょうか。
北菓楼、きのとやなど生洋菓子も千歳空港で買えるようになったので嬉しいですね。

私たちがえりも岬に向かっている道路に沿って、国鉄路線であった広尾線が走っていました。

この線には愛国駅と幸福駅があって、愛国駅はさておき幸福駅は鉄道ファンには前から知られていましたし、当時から入場券は売れていたようです。
恋愛なんて関係ねぇ~、なんて思っていた私には無縁なものでしたが・・・ こんなに有名になるなら買っておいても良かったかと
1972年当時の幸福駅  
小さな待合室には無粋な有料張り紙とかもなく、静かに佇んでいます。 とても素敵な風景です。
それよりかバスを止めるような空地がありませんので通過しました。 みなさんごめんなさい。

すみません、ちょっと別の話をさせてください、2000年の頃のお話です。
先ほどお話しした広尾線と並行して走っている国道から、幸福駅方向に曲がって少し行くと帯広空港があります。
その少し手前にグリュック王国というテーマパークがありました。


名前の通りドイツの街並みを再現したテーマパークでそこにはビュッケブルグ城(シュロスホテル)があり、とても素敵なホテルになっています。
 
本物の石造りですし床も大理石、お風呂は猫足の付いたバスタブでしたから・・・ 右側がそのお部屋です。(写真は少し小さいですが)

3Fにはウイーンフィルのニューイヤーコンサートでバレーが(踊りの)披露されるのと同じような舞踏室?(でいいのかな、うまく表現できません)が
あり、時々音楽会をしていたと聞きます。 あの部屋で華麗にワルツを踊りたかった・・・

もちろん私もダンスOKです、フォークダンス得意!マイムマイムでしょコロブチカ、オクラホマミクサーそれにジェンカなどなど・・・ネ

あの素敵なホテルが経営破綻により閉鎖してしまったのはとても残念です。

・・閑話休題

ハンドルを戻しえりも岬へ向かいます、いろいろ書きましたけど、実際のコースでは帯広から途中泊まらずに淡々と走り続けます。
広尾線の列車に乗って、広尾駅からえりも行の満員バスに乗って、と一人で旅した時の話などしますが、みんな話を聞くより寝むいらしい・・・ 広尾駅で休憩です。
ここを過ぎるとしばらく商店もトイレもありません。
私も買い物を。
黄金道路に入ります。
 
みんなどんな道路なのだろうかと興味津々状態。
ガイドさんから黄金道路のいわれを聞きみんなちょっとがっかり、まぁ道路が黄金敷きって事は無いですよね。
当時は黄金道路といっても海岸線に沿って作られ、どうしてもっていうところだけにトンネルを作っていました。
なので急カーブが多くスピードは出せません。 私たちが通った時には舗装はされていたと思います。
現在の道はその頃よりずっと改良されていて普通に80k/h程度で走れます。

決して80k/mで走って良いと言っているのではありませんからね。
今の北海道警のパトカーは屋根にレーダー(レーザー・レーダー)が付いていて、道路わきに待機しています。
神出鬼没ってわけで、パトカーを見つけた時にはすでに遅しです。 気を付けましょう。

庶野という町を抜けると日高山脈も終わりを告げ空が大きく開けてきます、それまでは右、山(ガケ)、左、海、の連続でした。

少し行くと百人浜の駐車場です。 ここで休憩。
広尾駅で休憩した時に買い込んだ!、「すいか」ですいか割をします。
私もやりましたが、目隠し後みんなで寄ってたかってメチャ回すもので・・・
どうってことないすいか割でしたが、すごく盛り上がったし、すいかの味もとてもおいしかったです。

百人浜を出るとすぐに今夜の宿、えりも岬YHです。
いつもとても混雑する宿なのでまずまっさきにお風呂へ。
風呂上りは、知床ウトロと並んで三大夕日と言われるえりも岬へ散策です。
三大夕日の名前に負けないとてもきれいな夕日でした。
混雑したお風呂に入っていて見落としたホステラーさん、ごめんなさい。

 昭和46年3月開業
今日の宿泊スタンプ・・ペタ! 

この頃、歌で「えりも岬」と言えば吉田拓郎より前に歌われていた島倉千代子バージョンの方が有名。
お千代さんオリジナルで 、そのあと拓郎で



吉田拓郎のおまけ

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